春の風物詩・タケノコ。早朝からタケノコ狩りへ出かける方もいらっしゃるのでは?古事記にも登場するタケノコは、古くから食材として好まれてきました。成長した竹はあんなに堅いのに、タケノコなら食べられるかも?とトライした、いにしえの人々ってすごいですね。また、日本最古の物語「竹取物語」で光る竹から女の子が誕生しているのも、それだけ人々の暮らしの身近なところに竹があったということでしょう。
竹の中で一番ポピュラーな種類は「孟宗竹(もうそうちく)」と呼ばれるものです。孟宗竹は1736年薩摩藩主島津吉貴によって琉球経由で伝えられました。中国二十四孝の一人、孟宗(もうそう)が病気の母に食べさせるため雪の中を探しあてたのが名前の由来とされています。
さて、掘りたてのタケノコは生で食べることができるほど柔らかいのですが、時間が経つほどエグミが出てきます。店で購入するときの極意は、「ずんぐり・ずっしり・ツヤツヤ」で、かつ頭が黄色いものを。エグミのもととなるアクを抜くコツは、外皮を2〜3枚取り皮のまま水洗いして汚れを落とした後、タテに1本切れ目を入れることです。米のとぎ汁を入れ、たっぷりの水で皮ごと茹でましょう。皮にはタケノコを柔らかくする成分が含まれているので、全部取らないのが秘訣です。繊維が壊れるので冷凍には向きませんが、アクを抜いた状態で水に浸して密閉容器で冷蔵庫へ入れ、時々水を替えれば10日くらいは持ちます。
栄養的には、たんぱく質やビタミンB1、B2など栄養価も豊富で、最近ではグルタミン酸の効果も見直されています。たけのこを漢字で書くと「筍」。成長が早く旬内(10日)で竹になるのでこの字がついたとか。春の味覚の代表格・たけのこ。さっそく食卓へいかがですか。
参考:JA全農やまぐち
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